膜厚100μ!! 色差⊿1.0以下!! 難度高めの大型筐体塗装 ~非接触膜厚計・分光測色計で対応いたします~
「膜厚」とは、塗装面の厚さを指します。
家電製品や自動車、ガードレールなど
身の回りにはたくさんの塗装されたものがあります。
厚膜に仕上げようとするあまり
塗装時の塗料の量が多すぎると、塗料が無駄になるだけでなく、
ダレやひび割れの原因につながることもあります。
逆に塗装が十分でないと、薄膜となり
変色や光沢の劣化、ひいては下地の露出によるサビの原因にもなりかねません。
塗装の工程における膜厚の管理はとても重要で
通常の塗装では、膜厚40μ程度が良い状態とされることが多いです。
今回の御依頼は膜厚100μ!!
その上、色差は⊿1.0以下!!
製品の大きさは なんとH2500×W800×D550!!
重量も相当です。
クレーンで吊った状態で塗装し、大型固定炉で焼き付けます。
通常の倍以上の膜厚を付ける為、かかる工程も多くなります。
通常の膜厚の製品塗装と比べて2.5倍の工程数がかかります。
色差管理にも職人の高度な技術が必要で
分光測色計で測定のうえ、修正をしながら仕上げていきます。
色差⊿1.0以下での 仕上げは非常に難しく、通常の製品塗装と比べて2.5倍の工程数がかかります。
出荷前の検査体制もしっかり整えています。
ご指定の検査票へ非接触膜厚計・分光測色計での計測値を記載。
納品時に合わせてお届けしました。
無事納めることが出来、良い経験となりました。
ご依頼ありがとうございました!
膜厚・色差・グロスの指定等、条件の厳しい製品でお困りの際は
ぜひ検査機器と塗装実績のある、トコウへご相談ください!
塗装 実績・事例
実績No. | |
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素材 | SUS304 |
使用塗料 | アクリル系焼付塗料・エポキシ系塗料 |
製品 | 屋外筐体 |
公開日 | 2022/6/27 |
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